富士山麓の国有林は、1996年の大型台風により甚大な被害を受けました。その後、国が荒れた土地を開放し、複数のボランティア団体が森を再生させる活動を始めたのです。水の企業であるブリタは、「水を育む森を守りたい」という社員の想いから、この活動をスタートしました。

環境を守る取り組みのひとつ、ブリタのグリーンプロジェクトの一環として2007年から継続して行う育林活動「富士山の森再生プロジェクト」。2025年でこの活動が始まって19年目となります。今年も無事、開催することができました!
2025年3月22日 (土) にブリタクラブ会員さまとブリタ社員、プロジェクトをずっと一緒に取り組んでいるNPO法人どんぐりの会、総勢27名で実施されました。
今年もどんぐりの会のご指導のもと、富士山の1合目付近で植樹活動を行い、ブナ、ホオノキ、ミズナラ、コブシといった広葉樹の苗木を64本植えることができました。

このプロジェクトで植樹する苗木は、富士山で採取した種から育てた富士山産の苗木です。小さな苗木を植樹すると、鹿がかじって木が枯れてしまうため、2-3mまで育てた苗を植樹しています。
苗木を丁寧に植樹したら、鹿の食害を防ぐために朝の包帯で幹を覆い、作業は完了します。
ブナ、ホオノキ、ミズナラ、コブシなどの広葉樹を植樹するのには理由があります。広葉樹とは、根を深く持ち、枝葉も大きく広がるのが特徴で、冬に葉を落とし、土に栄養を与えてくれます。土に栄養を与えることで、豊かな森を育てることができるのです。

今回ご参加くださったブリタクラブ会員からは、
「国有林の保全がいかに大変かを体験することができ、今まで知らなかったことも学べ、貴重な体験だった」
「家族と参加できる素晴らしいイベントだった」
「地球温暖化や生態系の変化、鹿の問題などを知ることができ、地球と人間の共存共栄を願い、自分の行動を見直したいと思った」
といった貴重なご意見をいただきました。
今後もブリタクラブ会員のみなさまと共にこの取り組みを続けていきたいと思います。