「5R」が教えてくれる、サステナブルなくらしのヒント

3R (リデュース・リユース・リサイクル) という言葉は、多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

2000年代に日本でも広く浸透し、ごみを減らす合言葉として知られるようになりました。そして近年は、国連が2015年に採択したSDGs (持続可能な開発目標) の流れも受け、3Rから進化した『5R』が世界的にスタンダードになってきており、今の子どもたちは5Rを学校で教わります。

『Refuse (断る) 』と『Repair (修理する) 』を加えた5Rは、より持続可能な社会を実現するための考え方といえます。

5Rとは?

Refuse (リフューズ)「必要ないものを断る/もらわない」

  • レジ袋や使わないカトラリー・必要のないノベルティなどを断る

ごみの発生そのものを減らし、資源の無駄をカット。環境にも家計にもやさしい選択です。

Reduce (リデュース)「ごみになるものを減らす」

  • マイボトルを持ち歩く、詰め替え用を買う、食べられるだけ買う

資源の使用量を抑えてエコロジーに。節約にもつながります。

Reuse (リユース) モノをくりかえし使う

  • マイボトルを持ち歩く、古着をリメイクする、使い捨て商品を選ばない

新たな製造や輸送を避け、資源とエネルギーを節約。長く使うことで愛着も生まれます。

Repair (リペア) 修理して使う

  • 靴を修理に出す、洋服を縫い直す、壊れた家電の部品を交換する

新しいものを作る資源やエネルギーを節約し、ごみを減らしながら愛着も育めます。

Recycle (リサイクル) 再生利用する

  • 資源ごみを分別する。古紙を回収に出す

資源を再活用することで、CO₂排出削減や循環型社会に貢献できます。

以前は3Rが中心でしたが、今ではこの5Rが主流になってきました。この基本の5R、実はもう、自然と行えていることも多いですよね。サステナブル疲れなんて言葉も最近よく耳にしますが、私たちはもうちゃんと地球のための行動が習慣化されてきているのではないでしょうか?そんなに気負わず、自分が心地よい選択をして暮らしていけばいいのかもしれないですね。