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育林活動「富士山の森再生プロジェクト」とは?

森は自然のカートリッジ

2007年から継続して行う育林活動「富士山の森再生プロジェクト」。本プロジェクトは、「水を通じた環境保全への貢献」を目指す「ブリタ グリーンプロジェクト」の一環として実施しています。
自然環境において「山を守り、森を育てる」ということは、そのまま「水を守り、生活を守る」こと。

一方で、ブリタには、「水の飲み方を持続可能な方法に変えていく」というビジョンがあります。本プロジェクトはこのビジョンのもとに、BRITA Japan・消費者のみなさま・NPO法人ドングリの会の三者が、豊かな森づくり、水づくりを目指し、共に取り組んでいるものです。


 


ではなぜ植樹が水につながるのでしょうか?
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森林に降った雨水はゆっくりと時間をかけて土壌に染み込み、最後にはおいしい水となって渓流に流れ出します。森は言わば「自然のカートリッジ」。植樹は、この水の浄化機能を手助けしています。

山や森の木々は毎年秋になると土壌に葉を落とし、微生物によってゆっくりと分解され、腐葉土に変化します。ふかふかの腐葉土は雨水が浸透しやすいうえ、保水力もアップ。数年〜十数年という月日をかけて雨水のゴミが落とされ、ミネラル成分などが溶け出したおいしい水に変化すると考えられています。

ただ、場所よって浄化機能の環境は大きく異なります。富士山は溶岩で覆われているため表土が薄く、また台風の影響で木々が倒木しやすい、落ち葉が集積されにくいといった特徴があります。そこで、富士山に植樹することで水の浄化作用をお手伝い。少しずつ森を再生して、次世代においしいお水を伝えたい、そんな想いで取り組んでいます。


 


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ブリタが活動をしている土地は上から見るとちょうどハート形!今はちょうどハートの半分程度の植樹が進んでいます。

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過酷な自然環境の中で

着々と続けてきた取り組みにより、確かな成果が見られます

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日本人にとって富士山は格別なもの。ですが、一方で富士山麓に実際に足を踏み入れてみると、手を付けられないまま放置され、荒れた森も多く、自然条件の過酷さ故に敬遠されがちでもあります。ゆえに短期間で成果を出すことは難しいですが、丁寧に時間をかけてトライアンドエラーを繰り返しながらも森林の再生を進めています。活動開始当時に植えた苗木がすでに若木に成長している姿もここ1-2年で確認することが出来ています。

豊かな森づくりがおいしい水をはぐくむということを少しでも多くに人に知ってもらい、みんなが関心を持つことで、何か小さなアクションにつながることを望んでいます。